皆さん、こんにちは。長野県諏訪市を拠点に、地域密着型で給排水設備工事や空調設備工事を手掛けている株式会社胡桃工房です。
キッチン・トイレ・洗面台などの設備は衛生設備と言い、日々の生活や仕事などに欠かすことができません。これらの設備の工事は衛生設備工事と呼ばれ、快適な環境の構築に必要不可欠です。この記事では、衛生設備工事の重要性や注意点について解説します。
■衛生設備ってどんな工事が該当するの?
衛生設備は、給水や排水など生活環境の衛生状態を維持し、快適な生活を送るための設備です。建物や敷地内において、水を利用するのに必要な設備の総称として呼ばれています。
では具体的に、どのような工事が衛生設備工事に該当するかを見てみましょう。
・給水(上水道)の工事
上水道工事では、道路に埋設されている水道管から、敷地内へ浄水管を引き込みます。この工事により、給水設備や給湯設備が設置でき、キッチン・トイレ・洗面所・浴室などで水やお湯が使えるようになります。
昔は、上水道に亜鉛メッキ鋼管が使われていました。しかし、亜鉛メッキは錆びやすい性質を持っており、サビを含む「赤水」が出てきたり、水道管が詰まったりする問題が多く発生していたのです。現在では、亜鉛メッキ鋼管を給水管に使用することが禁止されています。
亜鉛メッキ鋼管の次に使われた水道管は、内部をビニル系樹脂でコーティングした硬化塩化ビニルライニング鋼管です。ただ、この素材も開発された年によっては接続部分に亜鉛メッキが使われており、錆びたり腐食したりしてしまったのです。
その後、塩化ビニル管・ポリエチレン管・ステンレス鋼管などが使われるようになり、これらの素材はサビが発生する心配はありません。近年では、耐熱性・耐寒性・施工性に優れた架橋ポリエチレン管を使って、ヘッダーというユニットを使ったヘッダー工法での施工が増えています。耐久性が高くメンテナンスも対応しやすい点がメリットであり、職人の経験を問わず施工可能です。
・排水(下水道)の工事
下水道は、汚水や雨水などの排水を下水道に流すための設備です。下水道の種類は、「屋内排水管工事」と「屋外排水管工事」の2つに分かれます。
屋内排水管工事は、建物の中から外(排水桝)へ排水を出す排水管の設置工事です。屋外排水管工事は、排水桝と下水道本管を接続する工事を指します。屋外排水管には、汚水排水管・雨水排水管・雑排水管の3つがあります。
下水道工事は、設けられた基準をクリアする排水管の使用や工事方法など、幅広い知識が求められます。排水管は、排水元によって使い分けるだけでなく、敷設時に必要とされる勾配も異なります。これらを守らずに設置してしまうと、排水管が詰まったり逆流したりするリスクがあるのです。
さらに、下水道の排除方式は、自治体ごとで分流式もしくは合流式のいずれかに分かれています。公共下水道への接続工事は、自治体が指定した工事店でなければいけません。下水道工事では、解除方式ごとに適した施工が求められます。
・浄化槽の工事
下水道が整備されていない地域では、浄化槽の設置が必要です。浄化槽は、汚水をきれいな水にして流す設備であり、衛生設備の一つとされています。ただし、浄化槽を設置する業者には、浄化槽設備士の資格が必要なため、通常は衛生設備工事ではなく浄化槽設備工事の扱いとなっています。
■衛生設備工事の重要性
衛生設備工事で取り扱う設備は、日常生活に必要不可欠なものばかりであり、衛生設備工事は健全な生活を送るのに重要な役割を果たしています。
給排水管や貯水タンクなどの設備の老朽化が進むと、水漏れや機械の故障の原因につながります。また、衛生設備が故障すると、お風呂に入れなくなる・水道から水が流れなくなる・トイレの水が流れないなど、日常生活に深刻な影響を与えてしまいます。
衛生設備を、安全かつ衛生的に使用するには、使用中に異常や不具合などを感じたら、すぐに施工業者へ連絡し迅速な対応を依頼しましょう。また、衛生設備を長持ちさせるために、日頃からメンテナンスや点検などを定期的に行うことも重要です。
■メンテナンスの頻度や注意点
ビルやマンションなどに設置されている給排水設備は、法定点検と呼ばれる定期的な点検が必要です。点検に加え、管理および行政に対する報告が義務付けられています。ここでは、建築基準法とビル管理法にもとづく法定点検について、簡単にご紹介します。
・建築基準法にもとづく給排水設備の法定点検
建築基準法では、5階建て以上・延べ面積1,000平方メートル以上の建物で、特定行政庁が指定する建築物などに対して、給排水設備の定期的な法定点検を1年に1回義務付けています。このとき、建築士など決められた点検資格者による点検が必要です。
自治体によっては、上記以外に独自に設定しているところもあるため、ホームページなどで確認してみてください。
・ビル管理法にもとづく給排水設備の法定点検
ビル管理法で対象となる給排水設備の法定点検は、延べ面積3,000平方メートル以上の事務所・店舗・百貨店などです。点検の周期は、水質調査・有期残留塩素等の測定・貯水槽の清掃・排水設備の清掃それぞれの内容で異なるため、点検漏れがないようしっかりとした管理が必要です。
■胡桃工房にご依頼いただくメリット
長野県諏訪市を拠点とする株式会社胡桃工房では、衛生設備である給排水工事や水回りリフォームなどの工事を手掛けております。弊社に工事をご依頼いただくことで、以下のメリットがあります。
・設計からメンテナンスまでワンストップで対応し、専属担当者がサポート
弊社では、設計からメンテナンスまでワンストップで対応しており、工期の短縮を実現しております。ご依頼をいただくと専属の担当者がつき、お打ち合わせから納品までのすべての工程に対応していたしますので、認識のズレがありません。お客様のご要望を的確に施工へ反映させ、理想の仕上がりをご提供いたします。
・工期順守と高品質の施工をお約束
弊社のこだわりは、工期順守と高品質でのご提供です。そのために必要なスキルを兼ね備えた職人たちが揃っており、特に代表は技能試験で県1位を取った経歴を持ちます。豊富な経験を活かし、スピーディーかつ確実に施工いたします。
また、施工後に隠れる部分の施工に手を抜かないことも重要です。目に見える部分の施工を丁寧に行うのは当然ですが、見えない部分も丁寧に施工いたします。
・地域密着だからこそのスピード対応
弊社は、地域密着型で事業を展開しているため、スピーディーな対応が可能です。お客様のご要望に可能な限り早くお応えし、お悩みを解決できるよう、今後も精進してまいります。
・設備への投資も怠りません
一流の施工をご提供するための技術は、一流の設備を使うことで最大限に活かされます。弊社では、道具だけでなく会社の設備にもこだわりを持ち、一流の施工のために投資を惜しみません。
■まとめ
胡桃工房では、業務用空調や配管の工事を施工しております。宿泊施設の配管が老朽化してきた・給排水設備の点検で配管工事が必要になったなど、衛生設備工事に関するお問い合わせがございましたら、お気軽にお問い合わせください。