業務用空調によくあるトラブル5選!故障前のチェックポイントもご紹介!

皆さん、こんにちは。長野県諏訪市を拠点に、地域密着型で給排水設備工事や空調設備工事を手掛けている株式会社胡桃工房です。

業務用空調は使い続けるうちに劣化していきます。メンテナンスが不十分な状態で長期間運転させ続けると、思わぬトラブルに見舞われるかもしれません。

業務用空調を安全に使うためにも、定期的な点検やメンテナンスを意識しましょう。この記事では、業務用空調のトラブルと解決法について詳しくご紹介いたします。




■業務用エアコンでよく起きるトラブルとその原因5選!


まずは、業務用空調を使い続けることで発生するトラブルについてチェックしましょう。


・エアコンの効きが悪くなる


業務用空調をずっと使い続けていると、次第に空調効率が悪くなっていきます。

空調の効きが悪くなっている場合、考えられる大きな原因はエアコン内部の汚れです。フィルターなど室内機に加え、室外機に汚れが蓄積しているケースも少なくありません。

空調の内部が汚れている運転効率が悪くなるだけでなく電気代も高くなってしまうため、早めにクリーニングを実施しましょう。

クリーニングをしてもエアコンの効きが改善しない場合には、サーモスタット(温度調節器)や熱交換器の故障を疑いましょう。こういった場合には、専門業者に修理交換を依頼する必要があります。


・異音がする


業務用エアコンから、カラカラ、ガタガタという音が聞こえるときには注意が必要です。また、ゴーッという運転音が大きく聞こえるケースでも、エアコンの不調が疑われます。

オフィスの空調から異音がしていると、従業員が仕事に集中できず業務効率が下がってしまいます。店舗や施設の業務用空調が異音を発している場合、クレームにつながるおそれもあります。

また、空調の異音を放置していると故障などのトラブルが起きやすくなります。フィルターやファンの汚れが原因で異音が起きている可能性は高いため、まずはクリーニングを試しましょう。


・水漏れがする


空調から水が垂れたり、水が飛んできたりといったトラブルが起きることもあります。

空調内部の熱交換器には結露によって水が発生しますが、空調の状態が正常であればこの水は屋外に排出されます。しかし、空調が汚れていると排水機能が低下し、水漏れが起きやすくなります。また、コンプレッサー(圧縮機)の故障によって水漏れが起きることもあります。

この場合には、エアコンから屋外につながっているドレンホースの掃除を試しましょう。ドレンホースの詰まりを解消すれば水漏れのトラブルは改善されます。しかし、それでも水漏れが続くのなら専門業者に相談しましょう。


・悪臭がする


業務用エアコンからカビっぽいイヤなニオイがする場合には、エアコン内部がかなり汚れているかもしれません。また、排水機能が故障しているためにニオイが強くなっている可能性も考えられます。

エアコンから汚れた風が吹き出し続けているとエアコンの機能が低下するだけでなく、健康被害のリスクも高まります。空調にニオイがあるときには、しっかりとクリーニングをしておきましょう。


・動かなくなる


空調の電源を入れても動かないという場合には深刻な故障が疑われます。経年劣化による故障のほか、汚れの詰まりによる故障、室外機のモーターの破損など原因はいくつか考えられます。

エアコンが動かないときには専門業者に相談し、修理または買い替えの対処をしましょう。




■空調トラブルを防ぐために必要なことは?


業務用空調のトラブルを防ぐためにはこまめなお手入れが必要不可欠です。

特に、フィルターはできれば月に1~2回程度掃除機でホコリを吸ったり、中性洗剤を使って洗ったりしておきましょう。フィルターにゴミやホコリが溜まらないようにしておけば、エアコンの不具合をある程度防ぐことができます。

また、業務用空調を使わない時期でも月に1回程度の頻度で動作確認をしておくのが安心です。

業務用空調のケアをするときには、室内機だけでなく室外機もチェックしておきましょう。室外機は屋外に設置するため、風雨による不調が起こりやすいものです。特に、プロペラの部分は網目状になっており、この部分から風雨が侵入して内部の故障が引き起こされる可能性は低くありません。

室外機に雨が降り込まないようにしたり、枯れ葉やチリなどの汚れをこまめに払ったりしておくだけでも、エアコンの不調を防止できます。




■放置は危険!空調トラブルは放置しないでください!


業務用空調に異変が起きているときには放置せず早めに対処しましょう。特に、エアコンの汚れやニオイが気になるときには、できるだけ早くクリーニングなどを行いたいものです。

エアコン内部の汚れやカビは、深刻な健康被害を引き起こすことがあります。カビにはいくつかの種類がありますが、業務用空調の内部に発生するのは健康被害を引き起こしやすい黒カビであることがほとんどです。

カビが生えたエアコンを使い続けると、カビの菌が混ざった空気が室内にばら撒かれてしまいます。すると、アレルギー性鼻炎や肺炎、呼吸器系疾患などのリスクが大きく高まってしまうのです。

オフィスや店舗の環境を守るためにも、業務用空調のカビを防ぐケアを心がけましょう。




■業務用空調はフロン排出抑制法により点検が義務化


住宅に設置される家庭用エアコンとは異なり、業務用空調には一定期間ごとの点検が義務づけられています。

業務用空調にはフロンガスが使用されるのが一般的です。空調内のフロンガスが大気に排出されたばあい、地球温暖化を加速させるおそれがあります。そのため2015年4月以降は、フロン排出抑制法による簡易点検や定期点検が義務付けられることになりました。この法令による点検の対象は、業務用空調および冷凍機器となっています。

こちらの法令は、業務用空調や冷凍機器の管理者がフロン類の漏えい量を把握し、フロン排出量を改善させることを目標としています。業務用エアコンを設置しているのなら、点検の時期や内容を詳しく確認しておくことが肝心です。

業務用空調の定期的な点検やメンテナンスは、大型施設やオフィスなどの室内を最適な環境に保つことにつながります。

空調設備のメンテナンスが不十分だと、突然の故障や不具合に困らされることに成るかもしれません。また、空調の劣化や汚れによって健康被害が起きるリスクも考えられます。

空調のメンテナンスをしておけば、劣化したパーツを早い段階で交換したり、汚れた部分をクリーニングしたりといった対処が可能となります。機器のメンテナンスには、空調設備の寿命を延ばしたりランニングコストを削減したりといった意味合いもあります。

丁寧にメンテナンスできる業者を選び、定期的に点検をしてもらいましょう。




■まとめ:業務用空調、配管のお悩みは胡桃工房にお任せください。


業務用空調のトラブルを放置していると業務効率が低下しやすくなるだけでなく、健康被害のリスクも高まってしまいます。安心して業務用空調を使うためにも、定期的な点検やメンテナンスを実施しましょう。

長野県諏訪市の株式会社胡桃工房は、業務用空調や配管に関するお悩みに広く応じております。豊富なノウハウをもつスタッフがお悩みを丁寧にお伺いしますので、まずはお気軽にお問い合わせください。


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